……収録されたそれぞれの文章の、発表の時と場所との記述が怠られていたことに気がついて、これはまずかったと思った。
時事的感想というものは「当座用」なものであるにしても、時がたてば、それもそれなりに一つの歴史的ドキュメントの資格を持つから、やはり繁をいとわず、次にそれを記しておくことは、著者の義務であろう。
――林達夫『共産主義的人間』
「中公文庫版への「あとがき」」
初心者の哀しさ、HTMLすら知らず、しばらくレファレンスと首っ引きで試行錯誤。Cascading Style Sheet、JavaScriptも導入。殊にブラウザによる表示の差異には惱まされつつ、凡その
Netscape 6.01を最新版6.1に。栞(navigation bar)の表示に不具合を生じ、スタイルシートにwidth
指定附加(さりながらアクセス・ログを見るに、Netscape 6の使用者は皆無なりけり)。
……つねにすでに普請中。
本「初出覺書 或いは、編輯後記」を作成、謂はゆる更新履歴として。――logbook(航海日誌)と言ふには些か疎にして漏あるべけれども。
ネット接續をADSLに變更した都合でOSから初期化する破目に。ブラウザも一時IE5.0にグレード・ダウン。すると5.5では無かった不具合が現れた。後學のため(?)列記しておくと……。
ソースで「……
」と書くと表示が「...... 」と英語式(ピリオド)に。「
」をくっつけなければ三點リーダーになる。
CSSでは、インライン要素へのborder
指定未對應につきdisplay:block;
にしないと線が出ない不備。
なぜかサイズを小以下にするとDIV.address
の上下枠線(border
)が畫面左邊に寄ってしまふ不思議。さらに同ボックス内のアンカーに觸れると要らん所に新たに横線が引かれる始末。DL
要素が影響せるものか。
H1.left
(float:left;
)と#subhead
(float:right;
)との組合せの下に置くDIV.preliminaries
をfloat:left;
とするとサイズ中以上で前二者の水平配置が狂ふ不具合。
以上に關し、改修す。いままでIE5.0で閲覽下さった方には難儀なことでした。陳謝。
しかし、矢張りなるべく5.5以降へのヴァージョン・アップをお獎めする。6.0日本語版の頒布も近いやうだし。
裏リンク集「失はれし書物を求めて」を新設。情報求む。
Piro(SHIMODA Hiroshi)「Netscape 6/Mozilla でルビを表示する」を參考にNN6向けスタイルシートの指定追加。だが所詮中つき・
無料カウンターを借りてゐたWEBTRIPが突如「10月7日をもって全サービスを一時中止」と。これを機にカウンター表示は止すことにした。どうせ普段からブラウザを畫像非表示にして見てゐるのだ、變りない。抑も數へる程の客足も無いし。
「失はれし書物を求めて」に『月刊アイピーネット』を追加す。
開設當初に實驗中だった全面縱書き。讀み辛いといふ聲もあったこととて、お好みで横組みにもスウィッチできるやう仕組んでみた。代替スタイルシート切換用JavaScriptによるもので、ついでにスタイル(IE6は未確認だが)。これにて「たて組ヨコ組自由自在」――と、ゆきたいところだが、然く事は簡單でない。技術上の問題點は主に以下の如し。
writing-mode:tb-rl
)を適用すると歐文フォント指定(font-family
)が無效になってしまふバグあり。和歐混植文で半角英字にまで一律和文書體を用ゐるのは眞っ當な日本語組版とは言へぬ。最上部の廣告(ジオガイド)を枠内に格納し、左のボタン(▽)でスキップできるやうにした(NN4未對應)。
「外の書物」に『本を調べる』を追加。
前日リリースされたOpera 6正式版對策にCSSとJavaScriptを調整。應急處置のみ。
『豚の戰爭』(01-11-10)や芳名録(02-01-31)にもご指摘ありしこととて、「失はれし書物を求めて」にThe Internet Archive Wayback Machineを設置。また「Font House閑話休題」を追加登録す。
リンク集「外の書物」に「Hamamoto's Office」を加へ、幾分改稿。
「失はれし書物を求めて」に「Science Village」を追録。
芳名録過去ログを整理、元の「芳名録 2001.6〜7」は「芳名録 2001.6〜12」と改題せり。
補註「トポス」を増補。檢索で「トポス」に引っかかって來る人らのお需めには合ふまいが。
ローマ數字や丸中數字は機種依存文字なので飜字してゐたが、ユニコードの數値文字參照で表示することにす。但しNN4では「?」に化ける。
書評、ミハイル・イリーン『書物の歴史』の諸版につき。
「外の書物」に「閑話究題 XX文学の館」追加。
「失はれし書物を求めて」に追録、森田伸子「読み書きの思想史:近代教育とエクリチュールの位相」と、くるぶし「SCRIPT」と。
草稿「ジャーナリズム論の一九三〇年代――杉山平助をインデックスとして」をたのしい知識に置く。古いヴァージョンのAcrobatでPDF化したのでフォント埋込みが出來ず、今昔文字鏡フォントを入れないと、一部文字化けしてしまふ。ver.4.0J以降のAcrobat、誰か貸して頂戴。
「ミハイル・イリーン『書物の歴史』」に、註4を加筆。
「讀書恐怖症 あるいは異本憎惡」を草す。これもまた變態心理の一例ならずや。
先月來、あちこち細部の手直しのみにて。表紙も少しいぢる。
「失はれし書物を求めて」に、河井弘志『ドイツ図書館学の遺産』、「山下夏実ホームページ」の研究・論文紹介、他一篇、を追加す。
「ミハイル・イリーン『書物の歴史』」に註4を挿入、從前の註4は註5となる。
舊稿より抄出し、「藏の中――讀書空間としての」と題す。『幻影の蔵』及び『乱歩邸土蔵伝奇』出版の記念に。
「或る實驗」後註に追加、北野博美に關する文獻を列擧す。
保存庫内「芳名録 2001.6〜12」に2002年分11件を追加し「芳名録 2001.6〜2002.12」と改題。閑散として人迹稀なり。
たのしい知識の序説代りに、「たのしい知識 la Gaya Scienza」を置く。
書評集に、「内田魯庵『貘の舌』『バクダン』」を插架す。
「凡例」にも僅かに加筆。ほか手直し少々。
於・資料室、正字正假名單語辭書を更新。ついでにスタイルシート切換用JavaScriptプログラムも置く。
於・たのしい知識、昨年七月排架のPDF文書「ジャーナリズム論の一九三〇年代――杉山平助をインデックスとして」にHTML版を添へた。
サイト内檢索用のWwwSearch Ver3.13が不調である。昨年來Tripod CGIを利用してゐるが、サーバーの所爲なのか。
「失はれし書物を求めて」追録、原宏之『情報・コミュニケーション科学(SIC)の部屋』と、石田英敬『NULPTYX』の論文二篇と。一度公開したものをナゼみなさん引っ込めますか。
リンク集「外の書物」中リンク切れなりし光圓錐「読書ノート」(『Celestical Cataract』)を裏リンク集「失はれし書物を求めて」に移しぬ。
正字正假名辭書セットを更新す、於・資料室。
九月一日からTripod Japanがisweb(インフォシーク)へサーバー移轉されたに伴ひリンクのURLを變更したり。正字正假名辭書セットの更新をしたり。
「芳名録」より2003年分過去ログ(意味不明なる1件のみ)を保存、「芳名録 2001.6〜12」に追加し「芳名録 2001.6〜2003」と改題。
「讀者カード」のJavaScriptに加筆、空書込み防止のため。
正字正假名辭書セットを更新。年號干支は分離してサイズを減らし、また辭書ファイル(.dic)をはじめATOK13用からATOK16用に。殆どゐない利用者にとってはいづれでも構ふまいが。
「たのしい知識」に論文「一九三〇年代匿名批評の接線――杉山平助とジャーナリズムをめぐる試論――」を插架す。ハァ註が多いとHTML化も手間だよ(自業自得か)。附、ラジオボタンによる脚註スタイル切替JavaScript(WinIE5.5以降向け)。
「たのしい知識」に舊稿再録、『『変態心理』と中村古峡――大正文化への新視角』よりコラム「ダダイスト新吉の來訪」外三篇を轉載し、「『變態心理』の人びと」と總題す。
コラム〈書物史片々〉の一「雜誌協會vs.朝日新聞・豆戰艦――杉山平助の「批評の敗北」」を、「書物史展望」に收む。
絶版リンク集「失はれし書物を求めて」に「【PON-PON】」を加へ、ついでに「書評コミュニティ【ホンスミ!】」をリンク集「外の書物」に追加す。
新たにAcrobatを利用できるやうになり、既掲「一九三〇年代匿名批評の接線」のPDF版を作成、ついでに「ジャーナリズム論の一九三〇年代」PDF版も改版、共に「たのしい知識」に排架。正字體表記の爲フォント埋込みすると優に數百キロバイトの重さ、これぁ印刷用だな(モ少し輕量化できぬものか)。
索引用CGIを置いてゐた舊トライポッドはiswebに完全統合されCGIがinfoseek.co.jp外からの呼出し禁止となった故、SUSONO.comに移す。これにてもう三遷也。
書評集「書物の周圍」の「ミハイル・イリーン『書物の歴史』」を加筆・改稿す。林達夫の件を插入し註4は本文に組み入れたり。
「失はれし書物を求めて」に「リンクバカ一代」追録。
於「失はれし書物を求めて」、「ドイツ図書館学の遺産」「【PON-PON】」に追記し、新たに「Webzine のんぶる」を追録す。「ドイツ図書館学の遺産」の加筆は寄せられたお便りに基づく。
正字正假名辭書セットを更新。單語ファイルのうちSeizi.exeを利用して變換した部分がその變換表に漏れ・誤りのあったため修正。
正字正假名辭書セットを更新。
「失はれし書物を求めて」に御手洗陽「メディア論」、田中秀臣『H.T's Pages』を加ふ。
於・リンク集「外の書物」、冒頭「図書の構成要素」はページ消滅のため「失はれし書物を求めて」に移して別掲とし、代りに雪嶋宏一『書誌学・図書館情報学ホームページ』・武者小路信和『The Biblio Kids!』を插入。また「言語学のお散歩」に就き追記す。
「失はれし書物を求めて」に『武蔵野美術』誌を追加。
書評集「書物の周圍」に、篋底より「『未來のイヴ』を
正字正假名辭書セットを更新。
「或る實驗」の、北野博美についての後註に保坂達雄二篇を追補す。
正字正假名辭書セットを更新。「つ」まで修訂。
「たのしい知識 la Gaya Scienza」に註を加へ『GS』誌の書誌を列記す。
「藏の中――讀書空間としての」にて省略箇所を少々起し足す(全文飜刻は到底無理)。その他にても、誤植訂正など。
「失はれし書物を求めて」に『たて組ヨコ組』誌を追加。ほか一部改訂。
コラム〈書物史片々〉より「レイアウト用紙の誕生――春山行夫の發明だった?」を轉載。
於・資料室、「正字正假名辭書セット」を更新。また、新たに「新字⇔正字變換表」を公開し、「代替スタイルシート切換用JavaScriptプログラム」にラジオボタン式切替スクリプトを追加。
「失はれし書物を求めて」の『NULPTYX』に追記など。
「記帳所」の、移轉通知をす。當【書庫】が敷地を借りれる『Yahoo! ジオシティーズ』(舊ジオシティーズ、Geocities JapanがYahoo! Japanに吸收せられたもの)の擴張版ジオシティーズ(新ジオシティーズ)に統合せられるに伴ひ、ゲストブック等ツール類は十月五日以降書き込み不能となる由。されど新ジオシティーズに用意せられたるゲストブックは自分好みに改造し難し。よって外に之を求めてOTDBBSより新たに掲示板を借り、記帳所中「芳名録」「讀者カード」をここに移轉せるものなり。
擴張版ジオシティーズ(新ジオシティーズ)への移行手續き、
統合先の仕樣に合せて調整あれこれ。廣告の扱ひにくくなれるはまだしも、アクセス解析用に餘計な透明畫像が自働插入せらるるがイヤなり。舊ジオシティーズ内各種ページへのリンクを自働轉送するも餘計な親切といふもの、過去は過去として殘すべし。
リンク集「外の書物」に、水谷哲也『読書日記』を加ふ。
絶版リンク集「失はれし書物を求めて」に、加藤仁「螺旋舎」を追加。
「たのしい知識」に雜部を設け、舊稿「黒っぽい話――『モデルノロヂオ〔考現學〕』抄」を轉載す。分類は書評集「書物の周圍」でも良かったか。
「經濟誌に出版史料あり――『實業之世界』から」を轉載、コラム〈書物史片々〉の一。
十一月四日よりOTDBBSのURL變更に伴ひ、九月に借りし掲示板のアドレスは下記の通り移行。
http://bbs13.otd.co.jp/bookish/ → http://otd13.jbbs.livedoor.jp/bookish/
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。ATOK16標準辭書との校合による修訂了り。セットのうち新たにATOK16用辭書ファイルのみでもダウンロード可能にする(いよいよ次の次のヴァージョンであるATOK2005が出たといふのに、今更か)。
リンク集「外の書物」中、金川欣次「言語学のお散歩(マックde記号論)」を絶版リンク集「失はれし書物を求めて」に移す。別に「失はれし書物を求めて」には新たに三件、安田涼・小林龍生・寺山祐策らのページを追加す。
昨年十月排架の「黒っぽい話――『モデルノロヂオ〔考現學〕』抄」にて、これに言及くれしブログにリンクを張る。どうもトラックバックとかよく呑み込めぬ。
コラム〈書物史片々〉の一「サイン本の來歴――アメリカ發・林房雄經由」を轉載す。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。そろそろATOK17版への補訂に掛かりたいが。
季刊『GS[たのしい知識] la gaya scienza』に就き三號まで目次を作成せるレジュメがウェブにあり、「たのしい知識 la Gaya Scienza」よりリンクを張っておく。
「ジャーナリズム論の一九三〇年代――杉山平助をインデックスとして」HTML版を改版。その「杉山平助著書一覽」にて「未見」とせし一册につき、先日、所有するが必要かとのお問ひ合せを受けて既に入手濟みと答へしことあり。されば今後紛らはしからざるやう、抹消線を引きたり。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新、ATOK17標準辭書との差分を正字正假名化して1500語程追加。また「新字⇔正字變換表」のSeizi.txtを補訂。
「ミハイル・イリーン『書物の歴史』」に加筆。未見なりし扶桑閣版を入手せしによる。
論文「『文藝春秋』附録『文壇ユウモア』解題及び細目――雜文・ゴシップの系譜學のために――」を、「たのしい知識」に排架。組版データをそのままPDF化するのに、故障多く手間取った(訂正表附き)。雜誌細目なれば版面を再現せずしては意味無く、HTML化は面倒なるゆゑ多分しない。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。
「たのしい知識」中既掲「一九三〇年代匿名批評の接線」に、別に「正誤表」(PDF/92kb)を添ふ。もと初出拔刷の發送時に同封せしもの。web版はHTML・PDFとも修正濟みなりしも、初出誌を閲覽する人もあらむかと。
書評集「書物の周圍」の扉のうち、「周邊・周圍・マルジナリア」を訂補改稿。
ご指摘を受け、「ミハイル・イリーン『書物の歴史』」の誤記を修正す。
お知らせを戴きしにより、絶版リンク集「失はれし書物を求めて」中、『書物史NET』に就き追記す。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。いまだにATOK16、先頃發賣されたATOK 2006(version 19)が欲しい。
リンク集「外の書物」中「稲生平太郎=横山茂雄の世界」「思考空間 誤読する思考=反書評」は移轉につき新URLを追記し、「文庫本レトロ館」はリンク切れにつき絶版リンク集「失はれし書物を求めて」に移す。ほか後者に二件追加、多言語社会研究会Newsletter、益田岳's HomePage。
二年來索引用CGIを設置せるsusono.infoは二月廿日よりサーバー・トラブル續き、三月四日に一時復舊後「外部からのCGIの参照は禁止」と變更せられ、遂に九日には最早運用管理ならずとて四月中旬を期してサービス終了を告げらる。よってland.toに移す。またこの逐次檢索型とは別に、自働登録(ロボット)型檢索にYahoo!檢索フォームを追加。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。
リンク集「外の書物」中「Hamamoto's Office」の移轉に伴ひ、新URLなど追記す。
新稿「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」を公開、「たのしい知識」中「變態心理の人々」の一例として。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。
轉載「疎嵐「夢うつゝ」飜刻・註釋・解題」(PDF/930kb)を排架、これまた「たのしい知識」中「變態心理の人々」に。『翻刻・註釈・解題 『夕づゝ』第四号』(日本大学大学院文学研究科 『夕づゝ』翻刻の会編、日本大学大学院文学研究科 曾根博義研究室、二〇〇五年)よりの部分複刻。
「凡例」中「判明してゐる問題」に追記、PDFファイルが外部サーバー下のリンクから開けない不具合に就き。ジオシティーズの食言にも困ったものなり。
絶版リンク集「失はれし書物を求めて」に『電気的真丹後速報』の追加。
既掲「書物史片々」中「雜誌協會vs.朝日新聞・豆戰艦」「レイアウト用紙の誕生」の
「たのしい知識」中「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」に附註6(林達夫の參照)を插入し從前の註6以降は番號を一づつ増せしほか、少しく加筆改稿せる所あり。
「たのしい知識」中「或る實驗 吉岡信吉といふ人」に後註4を附加、淺野和三郎のテキストへのリンク。
「凡例」「索引」に、『コラム統計計算文法考』の「漢字変換道具」「正字正假名 - 作成支援道具」へのリンクを張る。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新、辭書ファイルはATOK2006(=ATOK19)版に改め、單語ファイル・單語コメントは今回よりUnicodeで出力(Windows98以前の利用者には不便か)。また、辭書の作成過程につき説明文一段を新たに加筆、改稿も少々。なほ、資料室をはてなブックマークに入れたる人あり、「利用の際のライセンスがどうなってるのか氣になる」とも記すが、ページ上部の題辭に「持ってけ泥棒」と書いたのでは判らなかったらしい。仕方無い、Copyleftと書き添へておく。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新す。登録單語の追加少々と、統一漏れだった煕字を熙に直す修訂と。凜・熙の二字はJIS X 0208第三次規格(90JIS)より追加せられしものにて、不覺にも見逃せるなり。
保存庫内に置ける「芳名録 2004.9〜2006.6」にリンクを張る。本年六月以降連日スパム投稿多きにより書込み機能停止せるは、OTD掲示板が投稿規制機能追加したるを見て十月に再開せしも、一時の彌縫策どまり、頃日復た迷惑宣傳増ゆ。このままCSRF對策の講じられざる限りは、移轉せむよりほかなし。固より來客極稀なれば、閉鎖せむとも不可無かるべし。
既掲「書物史片々」中「レイアウト用紙の誕生」、文中言及せし雜誌『行樂』に就てこれを紹介せるサイト『稀覯本の世界』の當該ページにリンクを張る。その掲示板「雜本與太話」にて先月話題とせしに由る。
「たのしい知識」中「變態心理の人々」に入れたる「讀書恐怖症 あるいは異本憎惡」、本文を少しく改刪し、後註一を新たに附す。二〇〇二年九月二十九日以來の更新なり。
同じく「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」を本文・附註とも大幅加筆、附註も新たに7(ハウスマンにつき)・10(杏林舍につき)・13(慈圓本歌につき)を増補插入して從前の番號は移動せり。うち附註7はやや長ければ獨立した文章にせむかとも思へど、本文より註を好む倒錯者には似合ひなり。
補註「トポス」、參考リンクに電影書肆斜塔堂「ぱんできおん・えぴすてもにこん」のページを加へ、本文も少しく補筆。
資料室、正字正假名辭書セットを更新し、.dicファイルはATOK2007(=ATOK20)用に改む。さらにATOK以外の變換辭書での單語ファイル登録につき、實際に利用者もあると知れたに縁って、説明文一條を新たに獨立させる。
補註内に、新稿「註(についての
スタイルシート修訂。從來のルビ表示スタイルではなぜかOpera9で位置が下がりすぎるためvertical-align
を調整、その追加指定をCSSハックにてOperaのみに適用させる。
凡例中、「表示確認環境」が手拔りにて長く舊の儘なりしを現状に改め、また「判明してゐる問題」のうちruby
要素へのスタイル指定がOpera7.2以降無效なる條は、既に現ヴァージョンでは有效に復したれば抹消とす。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。主に支那古典學用語を八百語ほど追加登録し、漢籍書名より二重鉤括弧を除去す。
絶版リンク集「失はれし書物を求めて」にて、新たに『Sociology with Teruhito SAKO 左古輝人と社会学する』を追加し、昨年七月既掲の『電気的真丹後速報』に追記す。
新たに「CID正字化置換用 新舊異體字對照表」を資料室に置く。
前記「CID正字化置換用 新舊異體字對照表」に關聯して、技術文書「正字體フォント作成法――或いは、余は如何にして或種のフォントを作り得ざりし乎」を資料室内に新規排架す。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新す。
總體に何となしやる氣出ず、荏苒と放置状態續く。書きかけの書評等あれど公開に到らず。
スタイルシートを修訂。Firefox3とOpera9.5とにて表示確認するに、從來のIE以外向けルビ表示スタイルにてはルビ附文字が下がりすぎるのに氣づき、ruby
要素に對する指定vertical-align:-15%
を55%
に調整す。理由の何故かは知らねど。
於・資料室、正字正假名辭書セットの更新。
補註「トポス」に加筆、柳澤論文を參照した段の插入など。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新し、ATOK2009文語モードの康煕字典體對應につき追記す。
於・書評集、二〇〇三年六月三日に改版したきりだった「内田魯庵『貘の舌』『バクダン』」に註5を増補して柳田國男の道樂學問説を記す。八月に『貘の舌』がウェッジ文庫より新刻されたため、このページへ檢索エンジンからの訪問者が増えてゐた。
補註の一項である「註(についての
「たのしい知識」内「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」中二〇〇六年十二月卅日に増補せし附註10(杏林舍に關して)に、石橋臥波の件も書き加ふ。
「書物史展望」内〈書物史片々〉「經濟誌に出版史料あり――『實業之世界』から」の
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新す。百語弱の増補。
新たに「アナクロニズム」を補註内にて公開す。全くの新稿は二年三ヶ月ぶり。註にしては長々しいが、本文となるべきものが出來上がらぬうちに豫備考察であるこちらが膨れ上がってしまったので仕方無い。それにまた註が附いて脱線を重ねてゐるが、註の註は疏であるから今回は「註疏」としておいた。
書物史展望内に「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」を排架す。もと或る未成稿に傍註の一つとして書きつけたるが、既に長文に過ぎ、獨立させれば良しと氣づけり。よって加筆し註も附し以て一文と成す。子供が生れる前に孫の出來たる如し。本文を後回しにして註ばかり先に増えゆく。
ルビ用スタイルシートを調整、Mac Safariにてルビ附き文字が行外にはみ出るとの報告を掲示板に受けしによる。調べると、放置してゐた間にSafariはWindows版も出したと知り凡例中「表示確認環境」に追記、ついでにGoogle Chromeもインストールし初めて表示を確認。先月末公開のversion 4よりルビ表示を實裝したる後者には、現状のルビ用スタイル指定によりruby
要素内の文字列が消え不可視となる不具合あり、凡例中「判明してゐる問題」に記す。このChromeの問題を回避せむか、今度はSafari for Windowsが振假名式表示とならなくなり、あちらを立てればこちらが立たず。ひとまづ、Safariは近い將來Chrome 4に續きルビ對應する豫定らしければ、それまでそちらのルビ表示はお預けとす。(のち六月末にSafari 5がルビに對應す)
二〇〇九年十二月二十五日に補筆せし「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」の杏林舍に就いての附註*10に更に追補、新たに大屋幸世『蒐書日誌二』を參考文獻に加ふ。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新。文字化け對策のファイルに不備ありけるに氣づき、修正せり。
新着論文「新聞文學その他圈外文學への脱線――高須芳次郎(梅溪)の埋もれた文學史構想に關する覺え書き――」を轉載、「たのしい知識」に排架。初出組版データをほぼそのままPDF化した摸刻版。末段の歴史認識論を引き取って別に膨らませたのが昨年公開の補註「アナクロニズム」で、餘論が先に出來て本文の仕上がりの方が後になった次第。疎懶寡作にて論文刊行も二〇〇五年以來五年半振り、やうやく三本目といふ有樣。
上記「新聞文學その他圈外文學への脱線――高須芳次郎(梅溪)の埋もれた文學史構想に關する覺え書き――」をHTML版に再刻。檢索エンジン對策でもある、縱書きPDFのみにては頼りなければ。
「たのしい知識」内「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」中附註11(歴史家の鬱への親和性)に、ラングロア・セニョーボス共著を參照して加筆。
「たのしい知識」内「新聞文學その他圈外文學への脱線――高須芳次郎(梅溪)の埋もれた文學史構想に關する覺え書き――」に訂正表を附す。
二〇〇四年九月より利用せるOTD掲示板が「2011年6月30日をもってサービスの提供を終了」、よって掲示板は過去ログ六月分までを保存庫に收納し、嚮後land.toに新築移轉(無料CGIのC-BOARD Moyukuを改造せるなり)。設置したとて書き込みはまづ無けれど、一往。ウェブでは二〇〇六年頃よりスパム投稿が著増、ブログやミクシィやツイッターに人も流れて、HTMLページとBBSとを組み合せたサイト運營はもはや舊式ならむ。
佚目リンク集「失はれし書物を求めて」に祐安重夫を新規追録、またリンク集「外の書物」よりリンク切れの近藤信男『DTP Class A』・8270『本を調べる』 を移す。
「メルヴィル「バートルビー」――或いは、讀むやうに書く受け身なあり方」を書評集「書物の周圍」内に置く。二〇一〇年一月排架の「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」と同じく、二〇〇八年末起筆して篋底にありし未成稿より傍註一つを切り離して獨立の篇に仕立てたもの。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」に補筆す。
「凡例」に手入れ少々。
補註内「アナクロニズム」をまたも改稿、第二節末段にて阿部次郎に關説するくだりを插入し、註疏*3末にはニーチェからの引用を私譯して追記。諸種譯本によってübersieht(übersehen≒overlook)を正反對の意味に取ってゐる箇所なので、解釋に異議あらうか。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」に補筆、註1を四倍以上に増益してヤコブソンの缺性對立論に就き記す。もともと本文が書きかけ草稿の傍註を別篇として成った派生物なのに、それへの註がさらに本文の半分程にも膨れ上がるとは、いくら註好きでもやり過ぎな氣もする。これも別ページに分立すべきか。
於・資料室、正字正假名辭書セットを更新す。一年八箇月振り也。また二〇〇四年一月に分離せし年號干支辭書を修訂して附す。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」に加筆、關聯文獻に佐藤朋之論文を追加。
「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」を書評集「書物の周圍」に公開す。四年來書き掛けの儘なる長編より傍註一つと本文の一部とを併せ切り出して短篇に獨立させるつもりなりしは「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」「メルヴィル「バートルビー」――或いは、讀むやうに書く受け身なあり方」二篇に同じけれど、書き加へて行くに從ひ七倍強に膨張せる長物となれり。斯くては誰か讀む者あらむ。
「たのしい知識」内「變態心理の人々」に排架せる「讀書恐怖症 あるいは異本憎惡」に補筆、曾根博義文より傍證引用。
拙論「一九三〇年代匿名批評の接線」、讀者の報により文獻の初出月號の誤記に氣づき一字修正、PDF版・正誤表にも反映せしむ。九年來看過せり、慚愧。
文反古を新たに「佐々木英昭「精神病者をどう描くか――チェーホフ、中村古峡と漱石――」を讀んで 或いは、類似關係の研究法について」と題して排架す。同じく「たのしい知識」中「變態心理の人々」にて二〇〇六年六月より公開せる「疎嵐「夢うつゝ」飜刻・註釋・解題」と關聯すればなり。近刊豫定にて中村古峽論を含む博士論文(『〈狂気〉と〈無意識〉のモダニズム――戦間期文学の一断面』)の現はれると知りしを機に。
「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」に
スタイルシートやJavaScriptファイルを改訂、Internet Explorer・FirefoxばかりでなくGoogle Chromeも利用者増えた分考慮に入れ、縱中横にも對處。Chromeが傍點スタイル(text-emphasis
)や縱書きCSSにも對應とは知らなかったが、同じWebkitに基づく筈のWindows版Safari5.1.7はなぜか多段組で配置が亂れるため縱書き不適用とす。凡例中、「判明してゐる問題」にOpenTypeフォントとルビ表示との喰ひ合はせにつき追記し、「表示確認環境」を更新。どのみち對應に限界あり、スマートフォンその他携帶端末のことは關知せず。
「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」にキットラー『グラモフォン・フィルム・タイプライター』に關し新たに註*5を插入(以前の註*6〜*9は番號を一づつ増す)、ほか補筆訂正。
「たのしい知識」内「變態心理の人々」に排架せし「佐々木英昭「精神病者をどう描くか――チェーホフ、中村古峡と漱石――」を讀んで 或いは、類似關係の研究法について」に、手入れ少々。
補註内「アナクロニズム」にまたまた加筆修正。原田義人譯『若き人々への言葉』異版の差異、カルロ・ギンズブルグにおける好古家(antiquarian=古物研究家)論、エルンスト・ブロッホの「非同時代性」概念、等。
今更ながらInternet Explorer 10(Windows7向けは二〇一三年二月公開)の互換モード(Quirksモード)が從來と變って後方互換性が無くなった、つまり、IE以外のウェブ・ブラウザとの互換性は高くなったが以前のバージョンとの互換性が保守されなくなったと知り、互換表示ボタンを押してない標準モード状態での不具合への對處も含め、JavaScript・CSSファイルを修補する。縱書き文書でのバグが増えてIE9よりひどくなってゐたので、こればかりはmetaスイッチ(屬性値"X-UA-Compatible")によるドキュメント・モードの指定を以て彌縫せざるを得なかった。IE獨自機能の條件附きコメントも廢止されたため、縱書き版の代替スタイルシート及びスタイル切換用JavaScriptをブラウザ振り分けでIEのみに適用する手が利かなくなり、プログラムを改修して他のブラウザでも切り換へ可能にする。固よりGoogle Chromeは縱組・ルビとも十分對應濟みだし、Firefox等は依然縱書きプロパティ無效だからいいとして、Safari5以前で不具合が生じるのは處置無し。凡例中、「判明してゐる問題」に書き足し、「表示確認環境」を更新。
スタイルシートの手直し、IE・Chromeバグ對策など。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」に補筆、阿部謹也著における讀書革命への論及について插入。
書評集「書物の周圍」内「メルヴィル「バートルビー」――或いは、讀むやうに書く受け身なあり方」に加筆修正。シュミットの引くラテン語文は橋川文三譯『政治的ロマン主義』(未来社、一九八二年十一月、p.103)に據ってゐたのを原書に就て訂し、加へてその文句の出典と覺しき文獻を追記す。
於・資料室、正字正假名辭書セット、二年振りの更新。
「編者紹介」として、三月三日サービス終了のYahoo!プロフィールに代り、自サイト内に新規ページを設けて移行す。Yahoo!ブログのプロフィールにおける追加機能に移管せられしも、デザインやURLの記憶し難さ等に不滿なればなり。内容は從來の踏襲に過ぎず、個人情報の漏洩を恐るるに及ばず。
「凡例」と「索引」に、『みんなの知識 ちょっと便利帳』の「旧字体・新字体相互変換ソフト」へのリンクを張る。と「索引」は二〇〇八年十二月以來の更新。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」に加筆、文獻學者に對するニーチェの襃貶兩説の評言を引照。
當【書庫】の
新サイトにて「索引」の「自働登録(ロボット)型」をlivresque.g1.xrea.com
用に改訂、ついでにBingサイト内檢索ボックスも増設してみたがインデックス登録は進捗せぬわ文字化けするわで役立たず。
「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」を改稿。第二節中の語句「仄めかし(引喩)」を「當て擦り(=
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」を改稿。末段に大幅加筆し、アイゼンステイン『印刷革命』・ウィリアムズ『長い革命』・村上陽一郎『近代科学と聖俗革命』及びペーパーバック革命、またベンヤミン=北田暁大、宮下志朗『書物史のために』、渡辺裕『聴衆の誕生』、『環』vol.14「【特集】「読む」とは何か」、への參照を書き入れる。更に註*1に田島節夫「ヤコブソンの死に思う」を引照。
當【書庫】の舊址Yahoo!ジオシティーズは閉鎖、但し九月卅日迄はwww.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/1959/(=www.geocities.jp/livresque/)以下の各ページは「このホームページは移転しました」と出て十五秒後に新サイトのトップ・ページhttp://livresque.g1.xrea.comへと自動遷移する。なほ、GeoLog Projectにアーカイブ濟み。
短縮アドレスy7.net/bookish(Cyber Trading Co.株式會社サイバー・トレーディングの無料URL轉送サービス)、いつの間にか知らぬうちに.netより.comへとジェネリック・トップレベル・ドメインが變更せられけるが故、リンク先をy7.com/bookishに改む。
補註内「アナクロニズム」を改稿、まづ二〇一二年十月に増設せし註疏*14を大幅増補、『ベルクソニズム 〈新訳〉』との照合、ベルクソン『意識に直接与えられたものについての試論――時間と自由』『物質と記憶』、神山薫、村山達也、松浦寿輝、関良徳、澤野雅樹等の引照等。ほか、第一節にサンダー・ギルマン『ニーチェとパロディ』に關して插入、第三節はベーダ・アレマンやハイネへの參照とキルケゴールに關する插入とを追記、第五節末にて引用せるマルク・ブロック著を新版の〈講談社学術文庫〉版と譯文照合、註疏*7にても括弧内を補筆。
補註内「トポス」に二〇一四年以來の加筆、地の文に『ヨーロッパ文学とラテン中世』邦譯書への平井正による書評文を取り込む。この文獻は桂芳樹「E.R. クルツィウスの「ヨーロッパ文学とラテン中世」の問題点」(日本独文学会『ドイツ文学』第50卷、一九七三年)が參照せるにより知れるも、引用不正確なりき。
書評集「書物の周圍」に排架せる「ミハイル・イリーン『書物の歴史』」の傍註*2にて引用中の誤れる原書名ローマナイズに就き、注意を促す語を插入。
リンク切れリンク集「失はれし書物を求めて」中、くるぶし(読書猿)「SCRIPT(書かれたもの)」のジオシティーズよりの移轉先につき追記。
「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」中、第三節に於る重層的決定・過剩決定の部分を加筆改訂、第四節にて「『文學ノート』983番」と推定せし出典に「批判版全集第十六卷992番」も追記。
補註内「アナクロニズム」、第七節にて「好古家」の原語にantiquaryも添へ、「同時代性」概念批判がアルチュセールにあることを插入、ほか世代差云々の文言を加筆、第十節へベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』より引用、註疏*11參照のガダマー『真理と方法』へⅢ卷(初稿二〇一〇年時には未刊なりしが二〇一二年に刊行しけるなり)も追加し、同Ⅱ卷に就き參照指示を掲出すると共にその内容に關しクラカウアー著引用段中に小註を夾み、フーコー『言葉と物』の書誌は略記なりしを詳記に改め、註疏*18の犬飼裕一『マックス・ウェーバーにおける歴史科学の展開』への言及を仔細に補足す。
「たのしい知識」内「或る實驗 吉岡信吉といふ人」、後註1にて内海宏隆「裏方のひと―北野博美伝」(福井県地域共同リポジトリ=CRFukuiに二〇一六年三月登録せられけり)を追記。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」註*1にて、引照せし山中桂一『ヤコブソンの言語科学2 かたちと意味』を再讀せるに伴ひ同書に關する箇所を見直して補訂せり。
補註内「アナクロニズム」、第六節中にて、論理學上の虚僞への分類について言及、また引用せる林健太郎『史学概論』に『林健太郎著作集』版の書誌をも添へ、註疏*9にて擧げし柄谷行人の文獻に「マルクスの系譜学――予備的考察」も足す。
「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」中第一節を補訂、ドイツ語の修正と追記等。
「たのしい知識」内「たのしい知識 la Gaya Scienza」へ傍註*2を新規追加、アリストテレス『形而上學』冒頭に關して。本文にも、典據關聯のリンクを十以上益し、„Die fröhliche Wissenschaft“が第二版より副題を附せしこと、高橋康也「オイディプース開眼?」への言及、『重力』の創刊年月と發賣所、スピノザ『エチカ』引用よりSapere aude含む前後、「醉餘口號」の異文と典故、等を插記す。實に二〇一四年十一月以來の増補なり(前回は「陰氣な科學 the dismal science」云々を加筆しけり)。
リンク集「外の書物」中、浜本満『Hamamoto's Office』のサイト移轉に氣づき補記。
絶版リンク集「失はれし書物を求めて」のうち、石田英敬『NULPTYX』の再移轉に氣づき、追記。
新稿「問題群としての歴史思想史?――須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学――』再讀」を書評集「書物の周圍」にて公開。新規排架は二〇一三年二月以來か。補註「アナクロニズム」増補改訂に伴ふ副産物なり。
プロフィール「編者紹介」に、『皓星社メールマガジン』連載「書評未満/抄記以上」を追記。
プロフィール「編者紹介」、「書評未満/抄記以上」が第五回以降隔月連載と變更せられたるにつきその旨加筆。
「書目一覽」中、中井久夫『治療文化論』に岩波現代文庫版を追記。
書評集「書物の周圍」内「問題群としての歴史思想史?――須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学――』再讀」を七月以來延々と増訂し續け、本文も註も殆んど倍加したり。
書物史展望内「讀書革命――或いは、世俗化する讀者」、ベーダ・アレマン『イロニーと文学』の參照箇所につき詳記せり。
補註「集藏體 Archive」、二〇〇一年七月十一日以來中絶の儘に投げ出せるを、二十一年振りに増補す。小林昌樹「書評 根本彰著『アーカイブの思想:言葉を知に変える仕組み』みすず書房, 2021, 320p」(『日本図書館情報学会誌』Vol. 68, No. 1、二〇二二年三月)の註2)に參照せられしを機として。
「書目一覽」に、「問題群としての歴史思想史?――須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学――』再讀」の參照文獻を補ふ。
「たのしい知識」内「校正癖 あるいはコレクトマニア綺譚」中、附註*7にてエドマンド・ウィルソンのハウスマン論の邦譯につき補正。
補註内「集藏體 Archive」の先月末増補せし部分を更に加筆改稿。
「書物の周圍」内「問題群としての歴史思想史?――須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学――』再讀」になほも書き足す。第四節中に「禁欲主義的僧侶」云々以下を加へてその段落を分け、最終第五節も文を插み入れつつ段落を増やし、註*10に意味論絡みの長文を補って後半とし、註*13にてキットラー『書き取りシステム』も參照する、等。
補註内「集藏體 Archive」に補筆、浜野保樹『表現のビジネス コンテント制作論』を參照。
補註内「アナクロニズム」、第二節中ニーチェにおける「歴史主義」の用例に「遺された断想」1875, 11[4]も追補、第五節にて『悲劇の誕生』「自己批判の試み」を引用せり。
書評集「書物の周圍」内「問題群としての歴史思想史?――須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学――』再讀」、註*1にて「おまえは、おまえの在るところのものと成れ」をめぐる關聯文獻を書き加へ、註*3に大河内了義・桑木巖翼・フォイエルバッハ等典據を足し、註*9中の分極性について出典を補ひ、註*10にニーチェにおける對立概念批判を附加し、對應して本文第四節後半中にも『人間的、あまりに人間的Ⅰ』第一番よりの引用を插入する、註*11にて「歴史の実務家」「歴史の濫造者たちについて」その他を書き増す、等の加筆。
縱書き用スタイルシートにて縱書き表示時に各段に發生する横スクロール・バーの色を變更。Internet Explorer以外のブラウザーもスクロール・バーへのスタイル指定を實裝しけるを知らざりき。Webkit獨自擴張CSSによってスクロール・バーのカスタマイズを行ふとデフォルト表示の矢印ボタンが消え失せる對策として、border
四邊の組合せによる三角形を以て代用せしむ(Cf.Darth Veyda「-webkit-scrollbar-button
で矢印を追加する方法」、sasakki「CSSのみで三角と矢印を作る方法」)。
補註「集藏體 Archive」、に追記。阿部崇『ミシェル・フーコー、経験としての哲学』を參照し、またパニッツィの大英圖書館改革に關し參考文獻を擧ぐ。
「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」中第三節に、アガンベン『アウシュヴィッツの残りのもの』への參照を追記。
縱書き用代替スタイルシートを選擇可能にするスタイル切換JavaScriptを大改修。二〇一五年十一月Google Chrome 48にて代替スタイルシート對應機能を削除して以降のバージョンでは、同じBlink系レンダリング・エンジンのMicrosoft EdgeでもOperaでも無效になってしまってゐたのに氣づいたため、對策を施す。
栞(navigation bar)をクロス・ブラウザに考慮して改訂。
補註内「アナクロニズム」、第二節にて原佑・吉沢伝三郎譯『生成の無垢 上 ニーチェ全集 別巻3』への參照を插記、ほか微修正。
書評集「書物の周圍」内「問題群としての歴史思想史?――須藤訓任『ニーチェの歴史思想――物語・発生史・系譜学――』再讀」、昨年來なほも延々と改稿を續ける。註*1中「汝自身を知れ」「如何に人は彼であるところのものになるか」に關する詳述は第四節初頭「補助線」に移して更に段下げの餘論を展開したる外、本文から註まで全般にチビチビ手を入れ總量倍増、一メガバイト超の長物とはなれり。
補註「集藏體 Archive」に少しく加筆、武邑光裕著等。
書評集「書物の周圍」内「W・メニングハウス『無限の二重化』をめぐる讀書――ロマン主義は間テクスト性の夢を見るか?」註*1にて、ピエール・ベール『歴史批評辞典』への言及と引用文を插入せり。